お知らせ 健康コラム
Vol.27 シニアの健康は腸活 と炭水化物のとり方がカギ

シニア世代の低栄養とフレイル対策は健康寿命を延ばすうえで重要なテーマとなっています。食事面では炭水化物(糖質)からのエネルギー摂取を適正に保つことが求められます。糖質をとらなければ人は健康を維持できません。腸内環境が乱れやすい高齢者は〝腸活〟を意識した食生活を心がけ、腸内細菌の菌数と多様性の維持に努めましょう。

■総カロリーの5~6割は炭水化物からとりましょう

 日本では一般的に65歳以上をシニアまたは高齢者と呼んでおり、国民医療費に占める65歳以上の割合は6割を超えています。

 日本人の平均寿命(2023年)は男性81.09歳、女性87.14歳です。一方、健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳で、平均寿命とは男性8.41歳、女性11.76歳の差があります。この差は介護や支援なしでは生活できない期間とされており、国民医療費をひっ迫させる大きな要因となっています。

 国では健康寿命を延ばすために介護・認知症予防とともに「フレイル対策」を掲げています。身体的な機能や認知機能が低下し、介護のリスクが高まるフレイルは、適切な対応をとることによって進行を抑えることができます。一度寝たきりになってしまうと、身体機能は一気に低下してしまいます。骨が弱くなった高齢者に起こりやすく、寝たきりにつながるリスクが高い大腿骨近位部骨折後の5年後の死亡率は5割に上ります。

 シニア世代におけるフレイル予防では、日常の食事管理が重要となります。本紙の「幸せ酵素料理レシピ」でも毎号記載していますが、「主食、主菜、副菜」をバランスよく、1日3食を心がけ、よく噛んで食べましょう。

 エネルギー源は3大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)からとりますが、特に炭水化物(糖質+食物繊維)とタンパク質はしっかりとるようにします。

 炭水化物はご飯などの穀類が中心となります。米などの穀類を毎食とって、糖質からのエネルギー摂取を適正に保つことが重要です。穀類由来の炭水化物を毎食しっかりとっている人と、1日のうち1食以下しかとっていない人では、1日当たりのエネルギー摂取量が大きく異なることがわかっています。米国の追跡研究によると、炭水化物を制限すると寿命が縮まることが示されました。

 食べたものは腸から吸収されます。しかし腸内環境のバランスが乱れると、消化吸収の機能が正常に働かなくなり、せっかくとった栄養を十分吸収できなくなります。また腸内環境が乱れることによって、腸内細菌が作り出すビタミンB群や骨代謝に大切なビタミンK2の量も減少してしまいます。腸内細菌のビタミン産生量は所要量の2~3割を占めるといわれています。腸の機能が衰えると、便秘と下痢を繰り返すこともあり、注意が必要です。

 腸内細菌の数や多様性は加齢とともに低下する傾向にあります。そのため、高齢者は炭水化物や良質なタンパク質をしっかりとるだけではなく、野菜や海藻、発酵食品などに含まれる食物繊維やオリゴ糖の摂取など腸活を意識した食生活をおくることも健康や免疫力を維持するうえで重要な取り組みとなります。

 大高酵素飲料はエネルギーである炭水化物(ブドウ糖と果糖)と、腸内細菌に利用される多種類のオリゴ糖を同時にとることができます。大高酵素を投与したマウスで腸内の菌数が増加したとする研究結果なども報告されており、大高酵素飲料を毎日飲用することは、高齢者のフレイルや低栄養の予防の観点からも有用であると考えられます。

「健康の輪」No.56より一部抜粋

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