お知らせ 健康コラム
Vol.2 腸活と温活で秋の冷えから身体を守ろう

秋は残暑から解放されるこの時期は、夏の疲れがたまっているうえ、日々の気温差が大きく変化しますので、体を冷やして体調を崩しやすくなりがちです。冷えの状態が続くと、自律神経のバランスが乱れ、だるさを感じたり、睡眠不足や肌荒れ、食欲不振など心身の不調につながります。冷えは全身の血の巡りを悪化させ、基礎代謝や新陳代謝も低下させてしまいます。「秋冷え」による体調不良を防ぐためには日頃から“温活”を実践することが重要です。

 

■気温差が激しい秋は自律神経が乱れ、血行不良に

西洋医学には「冷え」という概念がなく、治療の対象とはみなされていません。したがって、冷えに該当する病名はなく、明確な診断基準や検査法、治療法も存在しません。

一方、東洋医学では冷えは万病の元であるとされています。身体を温める利点は、「偏った自律神経を中庸に持っていく=自律神経のバランスを調節する」こととされています。具体的には、血行促進に伴う冷えの改善をはじめ、深部体温上昇に伴う免疫力や自然治癒力、基礎代謝の向上、快眠、発汗による体内にたまった老廃物や有害物質の排せつ作用、肥満やセルライト、むくみ、シミ・シワ、髪のパサつきの改善など数え上げればきりがありません。

冷えは自律神経の乱れに伴う血管運動神経障害が大きな原因であると考えられています。特に1日の気温差が激しくなる秋は自律神経のバランスが乱れ、血行不良を招きやすくなります。さらに夏場に冷房で体を冷やす「冷房冷え」により、体の不調を訴える人も増えてきます。また生活環境の変化や病気、心配事などによって過度なストレス状態が続くと、交感神経が優位となり、自律神経のバランスの乱れから体温を一定に保つことができなくなり、冷え性(症)になるリスクを高めてしまいます。

自律神経は体温の維持や体温調節に大きく関わっています。外の気温が暑い時は放熱をし、寒い時には加熱・保温を行う役割を担っています。しかし気温差が激しくなると、自律神経がオーバーワークを起こしてしまい、自律神経の機能を低下させてしまうのです。自律神経のバランスを乱す要因としては、気温差の変化やストレスのほか、運動不足、胃腸機能の低下、冷たい食べ物のとり過ぎ、栄養不足、服装、ホルモンバランスなどが挙げられます。

 

■肝機能の低下は冷えの原因に、腸内環境との関連性に注目

冷えは自律神経の乱れのほか、基礎代謝量の低下、内臓の働きの低下、免疫細胞の活動性の低下、頭痛、肩こり、疲れ、うつなどの要因とされ、さまざまな疾病を誘発する危険性をはらんでいます。また美容面でも肥満やセルライト、むくみ、肌のしみやくすみ、髪のパサつきなどの原因ともいわれ、「冷えは老化のシグナル」と警鐘を鳴らす専門家もいるぐらいです。

体が冷え、血流が悪くなると、体の隅々に栄養や免疫細胞が運ばれにくくなり、免疫力が低下するのです。特に腸が冷えると、腸内細菌の活動が抑制されることで免疫力の低下を招き、その結果、風邪やインフルエンザなどの感染症に罹るリスクを高めてしまうことになります。

冷え対策を考える場合、東洋医学の視点から対策を講じることが中心となります。体を温めたり、冷やす食品という概念は現代の栄養学にはありません。東洋医学では食べ物を「陰と陽」に分け、体を温めるのが「陽性の食品」、体を冷やすのが「陰性の食品」、どちらでもないのが「中庸の食品」と分類しています。東洋医学の「陰陽理論」によると、発酵食品は体を温める食品として分類されています。発酵食品である大高酵素飲料は陽性と陰性の働きを併せ持った中庸の働きをもつ食品です。冷えた体を温め、温まりすぎた体を冷ましてくれるなど崩れた身体のバランスを整えてくれる効果が期待できます。

先ほど、冷えの原因として血行不良を挙げましたが、冷えは肝機能の低下とも大きく関係しています。

肝臓は体の中で最大の臓器です。体の基礎代謝の約3割は肝臓が担っており、発熱量が多い臓器です。肝機能が低下すると、発熱量が減り、血行も悪くなります。また肝臓は、代謝の際に生じた体に有害な物質を毒性の低い物質に変え、尿や胆汁中に排せつするという解毒作用を持っています。しかし解毒作用が低下すると、体内に毒素が残り、血液の流れにも悪影響を及ぼします。

近年、肝臓と腸内環境との関連にも注目が集まっています。腸内環境が悪化すると、悪玉菌の発する毒性物質が血中に入り、肝臓など主要臓器の炎症を引き起こすことが知られています。肝臓に炎症が生じ、肝細胞が壊されて機能しなかったり、脂肪化が進むと「非アルコール性脂肪性肝炎」という状態になります。

日頃から腸内環境のバランスを整えておけば、腸管上皮のバリア機能を高め、肝臓の炎症を抑えるなどの有用性が期待できます。春と秋は酵素ファスティングの季節です。この機会に、日頃から酷使している肝臓を休ませてみませんか…。

■秋冷え対策に酵素風呂、半身浴には酵素浴剤を

秋の冷え対策には、おがくずを植物エキス発酵液と発熱性微生物で発酵させた酵素風呂で身体を温めることもお勧めです。酵素風呂は心身に極めてストレスの少ない穏やかな温浴法で、身体の芯から温まり、深いリラグゼーション効果が得られます。酵素風呂にコンスタントに入ることで、基礎体温が上昇し、冷え性の改善や冷えからくる体の不調の改善効果も期待できます。

また近年、酵素風呂などの温熱効果として注目されているのが、「ヒートショックプロテイン(HSP)」です。HSPは熱ショックタンパク質とも呼ばれ、酵素浴など全身を温めることによって体内に増加するタンパク質のことです。萎れかかったレタスを50℃のお湯で浸すと、シャキッとしたレタスに戻る映像をご覧になった方もいらっしゃると思います。それはHPSの働きによるものです。HPSは傷付いた細胞を修復したり、ストレスから細胞を守ったり、リンパ球の増加やNK細胞の活性を高めるなどさまざまな生理作用が確認されています。

ご家庭で半身浴などをされる際には、医薬部外品の酵素浴剤『バスコーソ』を利用すれば、冷え性改善にさらなる効果が期待できます。

「健康の輪」No.37より一部抜粋・加筆

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